本校について

本校の教育理念

各々の子ども達の成長する力にあわせて日本語能力を伸ばし、それを最大限に発揮できる環境を作る。
これを目標として、ベルリン在住の保護者有志および教諭らが共に本校を創立しました。
個々が無視されてしまう画一的な一斉教育、子どもの成長する目を摘んでしまう一方的な教育ではなく、
子どもが自ら喜んで学習に勤しむことができる教育を目指します。
この子どもの自発的学習意欲を引き出すことが本校の理念です。

教育方針

1.教育目標

国語の正確な理解力、適切な表現力を育てる。
また、充分な言語感覚を備えた上での思考力、想像力を養う。

2.指導の重点

●幼稚部

日本の伝統的な遊び、歌、お話、工作などを教材として、体験的な保育の中で、五感を通して日本語を自然に身につけ、意図的に語彙力の向上をはかり、発育段階に応じた言語習得を目的とした授業を行なっている。
更に年中組(ぞう組)では、自然発生的に起こる「読みたい・書きたい」という興味を大切にし、遊びを通した文字学習へといざなう。
そして、年長組(きりん組)では、本格的なひらがな学習に取り組む。

●小学部・中学部・高等部

(1)学習指導

国語:当該学年の「学習指導要領」の目標を達成するために、話す、書く、聞く、読む等の活動を通して、学年の発達段階に応じた弾力的な授業を展開する。又、高等部は、視点の多様性、独自性を深めるとともに、抽象語、観念語を駆使して論旨を展開できるようになることを目標としたカリキュラムを組んでいる。

総合的学習:ひとつの教科という枠組みにとらわれず、地理、日本史など様々な要素を取り入れた、総合的な学習。興味あるテーマに子どもたちが自主的に取り組める授業を実施している。

漢字検定(漢検)クラス:漢字能力向上を図るため、小1以上を対象に必須授業としてカリキュラムに組み込まれ、毎年2回「漢検」受検にて成果を上げている。

帰国子女クラス:帰国後の進路予定に応じて、希望教科の指導を個々に行なっている。日本の学力水準に達し、編入校へ円滑に対応できる事を目的としている。

尚、帰国子女枠受験をめざす本校生徒以外の子どもたちにも、進路指導、および模擬試験、模擬面接などを実施している。

(2) 生活指導:自主的な家庭学習の定着をはかる。
(3) 進路指導:帰国後の進路予定、卒業後の進路予定に応じた個々の指導をする。